「まち歩き」の記 ・・・その5

 2021年01月01日

渋谷支部  倉林倭男

(第560号掲載)

 冷たい風が吹き始めた週末に、赤羽駅にいつものメンバーが集合して久し振りのミニ「まち歩き」を行いました。良い天気のなか、まず王子駅行きのバスでナショナルトレーニングセンター(NTC)へ移動して、NTCイーストを見学。東京オリンピックを目指すアスリートのトレーニング拠点として昨年供用された施設です。二班にわかれ女性ガイドさんの案内で見学開始となりました。まず4階のスピード体感コーナーへ。長い廊下の壁面にトップアスリートの走る姿が映され、その凄まじい速さに驚かされる。3階はフェンシングの専用施設、太田選手の競技ウェアなどの展示コーナーもありました。2回に移動してパラリンピック競技の紹介、医科学展示などを見てから、競泳用プールを見学。その後6階の射撃とアーチェリーの施設へ行き、競技用の銃などを手に取って楽しませてもらいました。最後に卓球場で若い選手たちの練習の様子を見学しました。

 表へ出て、通りを渡ったところの稲付西山公園に、アスリートの手形モニュメントがあり、体操の内村選手や卓球の張本選手の手形を見つけました。

 近くの国立西が丘サッカー場脇を通って赤羽自然観察園へと向かいました。ここは旧自衛隊十条駐屯地の一部で、谷状の地形や湧水を生かして「自然とのふれあい」をテーマに公園として整備されたものです。中に北区有形文化財の旧松澤家住宅を移築した体験学習施設があります。この建物はかつて浮間地区にあったもので、水害対策として軒下に小舟が吊るされていたと紹介されています。ここで記念写真の撮影をしていると閉園のアナウンスがあったので、自然観察園をあとにして本蓮沼駅へとしばらくまち歩きです。

 本蓮沼駅から地下鉄で巣鴨駅に向かい、コロナ感染防止に配慮しながら、希望者でお約束の懇親会をささやかに行いました。