会長挨拶

会長挨拶

ごあいさつ

皆さまこんにちは。専税協議会第52回定期総会におきまして会長職を拝命いたしました德田でございます。
昨年の定期総会からアッという間の一年でしたが、専税協議会が掲げている税理士制度の発展と民主的な租税制度の確立という理念がどれほど実現できたかと考えるとき、その道程の遠きこと、その山の高きことに今更ながら気づかされます。
近年、税理士試験の受験者数の減少が続いており、特に若年層の税理士試験離れが目立っております。少子化による若者の減少がその一因ではないかという意見もありますが、それ以上に受験科目の難易度や受験期間の長期化等、若者がチャレンジしづらい環境もその要因でありましょう。税理士制度の未来を担う若者受験者の減少は、制度の衰退をも意味しますし、決して看過できない大問題と考えます。これには当然税理士法の改正も求められますし、税理士自らの税理士業務のアピール、職責に関する広報も必要でしょう。
近頃、国会や霞が関周辺で「忖度」なる言葉が流行しているようです。「モリ・カケ問題」など、法の定める手続きを無視又は軽視する風潮から、官僚などの自力裁量による暴走とも言うべき事態が散見されています。納税者が納めた税金が、一行政官の判断で浪費・費消されてしまうことは、私たちが求める「民主的な租税制度」とはかけ離れた社会であり、国民主権とは真逆な社会ではないでしょうか。問題意識を持ち続けたいと考えます。
最後に、今年は東京税理士会の役員選挙が行われる年です。私たち専税は、東京会執行部と何でも意見対立を望むものではありませんが、より民主的な制度、会務運営には活発な議論を通じてこその成果があるものと考えます。過度な「同調圧力」や「予定調和」は、組織の活性化を阻害させます。私たち専税協議会の意見を東京税理士会に反映させるべく努力いたします。
どうぞ今後とも会員の皆様方の更なるご支援・ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
2018(平成30年)7月14日
25代会長 德田匡泰